45キロの大幅減量に成功しても心はデブのまま
今はなんだか独り言を言いたいアンニュイな気分です。
私は大学入学と同時にダイエットを開始し、約2年かけて98キロから53キロまで体重を落とすことに成功しました。(身長は159センチから162センチに伸びました)
それまでは男子からキモがられる存在、笑われる存在でしたが、痩せてからは男性の態度は激変しました。
今までは男性から話しかけられることなんて、日直の引き継ぎとか掃除で誰が黒板消しやるかとかそれぐらいだったのに。
でもね、「可愛いね」とか「おっぱい大きいね」とか言われるようになったところで、私はキラキラ女子になれたわけではないのだよ。
【スポンサードリンク】
-------------------
キラキラ女子はもう生まれたときから20年もの間、男子と普通に遊べるでしょ。
私は物心ついたときから肥満児だったから、「おいデブ」とか「触るな!デブ菌がうつる」とか言われて育っていたわけだ。
男とはそういうものだと思って20年生きてきたわけです。
そりゃ太っているのが悪いといったらそれまでなんですけどね。
でも、言ってみれば脂肪を脱いで脱いでやっと生まれてきた、生まれたての新生児みたいなものだから、男性に話しかけられたところで「オギャー!」「バブー!」ぐらいしか言えないわけですよ。
もう完全にコミュ障。男の態度が変わった、こわい、つらい、何考えているかわからない。
そして、そんな新生児に40歳ぐらいのギャル男がいきなり声かけてきて、「お茶しない?お金ほしくない?」。
高島屋のクーラー下で涼んでいるとおじいさんが声かけてきて「遊ぼ?ホテルいこ?エッチしよ?」です。
痩せたことで、オシャレが出来るようになったり、ほめられることも多かったり、メリットはたくさんあったのだけれども、男性に対しての恐怖、疑いの心はデブの頃と変わっていません。
むしろ、ナンパをされるようになってからはむしろそういう気持ちは強くなったかもしれない。
仕事が出来る男性はもちろん尊敬しますし、イケメンをみて「かっこいいな」と思うことはあるんですけどね。
でも、出来ればそういうのは画面越しで観ていたい。
合同コンパに誘われることもありましたが、断れるものはすべて断っていました。
巨デブの後遺症が治らないよ。
治したくて自己啓発本とかたくさん読みあさって「早起きしろ」とか「旅に出ろ」とか「出勤は始業開始の1時間前までにしろ」とか書かれてあったこと、ちゃんと実行していた時期はあったけど、現在26歳。
なんだか疲れてきたよ。
だから私は結婚に逃げる。走って逃げる。
98キロの頃は50mを9秒で走ってたから今は7秒ぐらいで走れるかもしれない。
- 作者: 能町みね子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/02/10
- メディア: 文庫
- 購入: 18人 クリック: 732回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2002/07/08
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 129回
- この商品を含むブログ (125件) を見る