下を向いて歩こう〜♪残高、減らさないようぉぉ〜に♪
20代前半までは、上昇志向を持って日々過ごしていた気がする。
いきすぎたポジティブシンキングで「もっと稼ぎたい」「もっと上を目指したい」と思っていた。
意識を高く持っていたから、ある程度世の中のことを勉強してみたり、同じように意識の高い変な人との交流もあった。
しかし年齢を重ねてきた今、上を向いて歩いているとやっぱり疲れてしまうんだなーということに気づいた。
リアルな話、通帳の残高も減ってしまうんだぽよ。
付き合いだったり、勉強するための投資だったり。
それはおいらのお金の遣い方がヘタクソだからなのか、頭が悪いからか知らないけど。
けれど、上を向こうとするとすればするほど、お金がどんどん減っていったのは事実だし、神経もすり減って仕事をするにも滅入っていた。
単純においらは、上を向いて歩いていくのに向いていないんだ。
だから、最近は「下を向いて歩こう〜♪」と口ずさんでみたりする。
下を向いて、自分の身の丈よりちょっと下のモノで満足するようにしたり、万が一に備えて貯金は多めにする。
下を向くことに慣れてくると、夕飯をディナーって呼ぶ人とか、「え!?笑笑なんて学生が行くとこでしょ!www」みたいなスイーツ(笑)発言する人が滑稽に見えてくる。
ちなみにおいらは「金の蔵Jr.」が大好きだ。
話がズレかけたーるドットコム。
上を見るってリスク高いよね。
「貧乏」「無能」という、人のコンプレックスを食い物にするDQN企業はいくらでもいるみたいだ。
「不景気だけど、こんな生き方で成功している人はたくさんいるんだよ」
「君は無能なんかじゃないさ!一緒に頑張っていこう」
こんな感じの怪しいネズミ講もいれば、労働力を搾り取るためにイイことばかり言う上司もいる。
貧乏、無能は上を見るぐらいしか楽しみがない。
ギャンブルに夢をみたり、女に夢をみたり。酒を飲んで夢心地。そのぐらいしか楽しみがない。
いや、楽しみがないというより、そこにハマるか何かしていないと、自分を保てない。
心に余裕がないからだ。
上を見たり、夢を見るのは楽しい。現実から逃避できるから。
でも「現実から逃げるために上を見る」というのはやっぱりダメだ。
現実がつらいときこそ身の丈の生活からランクを下げて、貯金でもしてたほうがいい。
口座の残高が少しずつ増えていけば、心の不安も和らいでいく。
少なくとも今のおいらはそう思っている。