最重度知的障害の姉(32)が、どんどん文字や絵を書けなくなっていってる
おいらの姉は、知的障害だ。
詳しくはココに書いてるから、よろしく。
そんな姉。
昔は「あいうえお」を90%は書けていたはずなのに、どういうわけか今日書いてもらったら書けなくなっていた。
昔から「め」とか「を」とか、ちょっと難易度の高い平仮名は書けなかった。
でも、「す」とか「せ」とか「お」は書けたんだ。
でも、今日書いてもらったら、本人は書いているつもりでも書けていなかった。
確かに年齢的にも、物忘れとかし始めてもおかしく...ないのか?
え?
「似顔絵書いて」と言って描いてもらったけれど、その絵も昔よりバラバラな感じになっていた。
前は、もう少し可愛い絵を描けていたはずなのに。
このぐらいのことで落ち込むこともないのかもしれないけれど、複雑な気分になった。
おいらのことは、ちゃんと覚えている。
ちゃんと名前で呼ぶ。
施設でお世話になっている人の話を一生懸命話したりもする。
でも、いつの日か、おいらは忘れられてしまうかもしれない。
実際、養護学校の頃にお世話になった先生は覚えていないっぽい。
忘れられてしまうのは少し寂しいことだ。
一応、お盆とお正月に会うけれど、年に2回じゃ忘れられてもしかたない。
将来、面倒を見ることになると思って、一応準備はしている。
でも忘れられて面倒みるとか、ちょっと切ないよなーと被害妄想。
おいらも手はそんなに大きいほうじゃないけれど、姉の手は小さい。
(おいらの手は手前の指輪してるやつ。指輪で言うと、中指が10号で薬指が8号だから決してでかい手ではないはず)
今見ると、姉の手はすごく小さいけれど、子供の頃は、物事の分別のつかない姉に何度か殴られて怖い思いをしていた。
姉とは6つ離れているので、いくら姉が小柄といえど、子供の頃はおいらよりも大きかったわけで。
実家に帰ってくると、現実に引き戻される。
いや、向こうにいても現実に目を背けているわけではないけれど、年々家のことに関しての不安は増す。
それが実家に戻ってくるとドリャーと襲ってくる。
大人になると共に、姉についてのこと色々調べたり、なんだりかんだり。
勉強が足りないから不安になるのかや。
おいらがワガママだから不安になるのかや。
ふにゃあ。
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